ファイターズ
2023/04/08 21:00

新庄監督 打線組み替え成功 1番・矢沢マルチ&5番・万波猛打賞 逆襲開始

四回、上川畑の2点勝ち越しタイムリーで生還した万波(手前右)とハイタッチする矢沢(同左)(撮影・村本典之)

■パ・リーグ2回戦 日本ハム6-2オリックス(4月8日、京セラドーム大阪)

「左右左右」の新打線が奏功し連敗ストップ 10安打で今季最多6得点

 シーズン開幕から8試合目で、奥の手を繰り出した。日本ハムの新庄剛志監督(51)が8日、京セラドームで行われたオリックス戦でオーダーを組み替えた。上位から中軸にかけてテコ入れした新打線は機能し、10安打で今季最多6得点。連敗を「5」で止めた。

 苦心の策がはまり、トンネルを脱出した。試合後、報道陣に歩み寄った指揮官は「やった! 以上(笑)」とおどけてみせた後に「気分転換というか、ちょっと左右左右みたいな打順で組んでみようと思って。万波君の調子が上がってきているので(5番に入ると)走者がたまったところで回ってくる。良かったですね」と表情を緩めた。

最後を抑えた石川(右)を迎える新庄監督

 

 トライアウトと位置づけた昨季は日替わり打線で臨んだ。今季はテストの合格者を中心にメンバーを固定し、戦っていく方針を打ち出していた。しかし、開幕から打線は低迷。突破口を見いだせないでいた。この日は、上位、中軸の並びを変更。1番にドラ1ルーキーの矢沢を抜てき。3番が基本だった松本剛を2番に配置し、5番で固定していた清宮を3番、スタメンと控えが半々だった万波を5番に入れた。

「勢いづかせてくれる選手」矢沢が一回先頭でいきなり右翼線二塁打を放って先制に成功

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