ファイターズ
2023/03/14 21:55

矢沢 プロ初の投打同時出場 打って守って投げて打った 右翼―救援―右翼プランも

新球場でリアル二刀流を披露した矢沢(撮影・桜田史宏)

■オープン戦 西武3ー1日本ハム(3月14日、エスコンフィールド北海道)

新球場でリアル二刀流 打っては2打数2三振も投げては1回無失点 

 〝矢沢流〟実践だ。日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢沢宏太投手兼外野手(22)が14日、エスコンフィールド北海道で行われた西武とのオープン戦で、プロ入り後初となる投打同時出場を果たした。打撃は2打数2三振で、投げては1回無失点。エンゼルス・大谷翔平投手(28)とは異なるスタイルの二刀流が、本格始動した。

 打って守って投げて打つ―。めまぐるしく仕事をこなした。五回に代打で登場し、三振。六回から右翼の守備に就き、七回攻撃中にベンチ裏のブルペンで登板準備を進めた。八回に救援登板し、無失点で切り抜けると、裏の攻撃で2度目の打撃に入り、再び三振。ここでベンチに退き、役目を終えた。経験したことがないルーティンをこなし「まずは流れを経験できたというのが、一番の収穫かなと思います」と安堵の表情を浮かべた。

初の試みに揺れた心 「どういう流れになるのかなと」

 平静を装っていたが、心は揺れていた。大学時代とは異なる手探りの挑戦で「打席の準備をしていても投手のことを考えて、どういう流れになるのかなと。そっちに気が行きがちになってしまった」と反省も挙げた。

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