ファイターズ
2023/03/11 20:05

田中正 リリーフへ配置転換 セットアッパー、抑え候補に急浮上

八回、田中正が登板し、1回をパーフェクトに抑えた(撮影・松本奈央)

■オープン戦 日本ハム5ー4阪神(3月11日、甲子園)

自身も納得のリリーバー転向 「何とか1軍に残るためには」

 抑え、セットアッパー候補に急浮上だ。日本ハムの田中正義投手(28)が11日、甲子園球場で行われた阪神とのオープン戦に救援登板し、八回を3人でピシャリと抑えた。ソフトバンクから加入後、先発を担ってきたが、開幕まで3週間を切り、リリーフへの配置転換が決定。完璧な投球内容で適性を示し「もう振り分けの時期。絶対に開幕1軍に残るんだ、という強い気持ちでやっていきたい」を表情を引き締めた。

 紅白戦、練習試合、オープン戦を通じて、制球に苦しみ、四死球でピンチを招くケースが多かった。中継ぎへの配置転換を告げられても、動揺や落胆はなかった。「3日前くらいに言われました。先発はいいピッチャーが多いですし、自分もパッとするピッチングができていなかった。何とか1軍に残るためには与えられたところでしっかり自分の球を投げる。そこを意識しました」

1点リードの八回にマウンドへ 1回1Kパーフェクトに新庄監督も高評価

 この日の出番は1点リードの八回。シーズン中なら、ホールドシチュエーションだ。代打の原口を152キロ直球で遊飛に仕留めるなど、危なげなく3者凡退。わずか10球で料理した。

あわせて読みたい