コンサドーレ
2023/02/18 23:30

札幌〝GK菅野の1ミリ〟 敵地・広島で開幕戦も再三のビッグセーブで勝ち点1ゲット!

開幕スタメンを勝ち取ったGK菅野(中央)が幾度に渡ってファインセーブを披露(撮影・舘山国敏)

■J1第1節 札幌0-0広島(18日、エディオンスタジアム広島)

カタールW杯〝三笘の1ミリ〟を思い出させるギリギリのラインで死守

 〝菅野の1ミリ〟で、大きな勝ち点1をつかみ取った! 敵地でサンフレッチェ広島とのJ1開幕戦に臨んだ北海道コンサドーレ札幌は、終始相手にペースを握られる苦しい展開を強いられたが、GK菅野孝憲(38)の再三のスーパーセーブでゴールを守り切り、0-0の引き分けに持ち込んだ。次節はいよいよホーム開幕戦(2月25日)で、神戸を札幌ドームに迎える。

強烈ヘッドに左足で反応 足が触れたのはゴールラインよりも後方もVARでノーゴール

 後半29分、広島MF川村拓夢(23)が放った強烈なヘディングシュートが札幌ゴールに襲いかかったが、菅野が素早く反応して左足を伸ばし、ボールをストップした。足が触れたのはゴールラインよりも後ろ。ボール全体がラインを越えていたら広島のゴールが認められてしまう瞬間だった。ゴールラインを割ったかVARでの確認が行われたが、「自分ではちゃんと(止めた)確信があったので、落ち着いて待ってました」との言葉通り、結果はノーゴール判定。カタールW杯の日本対スペイン戦で、MF三笘薫(25、ブライトン)がラインギリギリからクロスを上げて勝ち越しゴールをアシストした〝三笘の1ミリ〟を思い出させるようなシーンだった。最大のピンチを乗り切った札幌は、その後も広島の攻撃を耐え抜き、敵地で貴重な勝ち点1をゲットした。試合後は「勝ちたかったけど、最低限アウェーで勝ち点1というのはポジティブに捉えられるんじゃないかな」と話した。