ファイターズ
2022/08/02 23:50

井口「死んだと思った」 七回無死満塁を1点でしのぐ

七回2死一、三塁と一発逆転の場面にデスパイネから三振を奪い雄叫びを上げる井口

■日本ハム6-5ソフトバンク(2日、旭川)

 影のヒーローだ。3点リードの七回無死満塁でリリーフした井口和朋投手(28)が、見事な〝火消し〟でチームを救った。

 先発の伊藤が四球、清宮の失策、安打で走者をためて降板。後を受け2番手でマウンドに上がり、東農大網走の後輩・周東には右犠飛を放たれた。それでも、1死一、三塁となって続く柳田、デスパイネの強打者2人を連続三振斬り。低めを丁寧につく投球を意識し、最少失点で切り抜けた。試合後には登板時の心境を振り返り「死んだと思いました」と本音を明かした。

 期待に応える結果を残し、首脳陣の評価も上昇。大ピンチで迷いなく井口を投入した新庄ビッグボスは「彼は信頼しているので。マウンドで自分でオーラというか、入った姿を出せている。期待しています」と大絶賛だった。

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