ファイターズ
2022/07/23 23:06

ドラ1達がフレッシュ球宴で強心臓発揮「ぜひ1軍で使ってください」先頭被弾も1回2奪三振

まさに曇りのち晴れ。先頭打者弾を食らった後は全ウの攻撃を3人で退けた達(撮影・大島拓人)

■プロ野球フレッシュオールスターゲーム2022 全イ7-4全ウ(23日、長崎)

日本ハムのドラフト1位・達孝太投手(18)が23日、「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2022」(長崎)に出場した。イースタン・リーグ選抜(全イ)の先発を任され、1回1失点。ウエスタン・リーグ選抜(全ウ)の遠藤成内野手(20、阪神)に先頭打者アーチを許したが、2三振を奪って大器の片鱗を見せた。試合は全イが7―4でサヨナラ勝ちした。

フォーク冴えた「3アウトのうちの2つを三振。大きな収穫」

 らしさが詰まった17球だった。まさかの〝先頭打者被弾〟にも、クールなドラ1右腕は動じない。新人離れした強心臓ぶりを存分に発揮し、その後を3人でピシャリと抑えた。

 初のフレッシュ球宴で堂々と先発の大役を全うした達は「ホームランは普通に、打たれたなって感じ。勝負の中ではつきもの。引きずらずにいつも通り投げました」と涼しい顔で振り返った。

 先頭の遠藤には2球目の直球を捉えられたが、すぐに気持ちを切り替えた。続く渡部(オリックス)からフォークで空振り三振を奪うと、福元(中日)は左飛に仕留め、最後は正木(ソフトバンク)を再びフォークで空振り三振。「12球団の選手が集まった大きな試合で、3アウトのうちの2つを三振で取れた。今後につながる大きな収穫だった」と笑った。

コロナから3週間ぶりの実戦復帰「もっともっと状態が上がってくる」

 2日に行ったPCR検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。幸い症状はなく、隔離期間中は部屋にダンベルを持ち込むなど、体力強化に励んできた。この日、約3週間ぶりの実戦復帰を果たし「復帰戦にしては上々。これから、もっともっと状態が上がってくる感覚はあります」と力を込めた。

 降板直後には、テレビインタビューでビッグボスへのアピールを促され「ぜひ1軍で使ってください」と言い切った。自信はある。長崎での貴重な経験を糧に成長を続け、初昇格の時を待つ。

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