コアラのマーチを食べて、ロッテに勝つ！ 日本ハムの上沢直之投手（２８）が、２９日のロッテ戦（ＺＯＺＯ）に先発登板する。ロッテには２０１９年に勝利して以来、３年間勝てていない。負の流れを変えるためにも、ロッテの代表的なお菓子を食べて苦手なイメージを払拭する。

２０１９年以来８連敗の難敵

　エース・上沢が今季初勝利、そして３年ぶりとなるロッテからの勝ち星奪取へ、闘志を燃やしている。前回登板の２３日ソフトバンク戦（札幌ドーム）では３回７失点と、まさかの大炎上。「心折れたっす、結構。あんなんなったの久しぶりだったんで」と苦笑いした。

　前回に引き続き、中５日の登板となるが「不安な気持ちがありますけど、ああいうピッチングをして、思い切ってなしにした方がいいんじゃないかと」と、今回の調整期間ではブルペン投球を行わなかった。中５日仕様の調整法を確立するために、試行錯誤を繰り返している。

　ロッテ相手には自身８連敗中。２０１９年４月１２日を最後に白星から遠ざかっている。「３年って大概っす。地元で全然勝てない。しっかり、僕が結果を残して勝てたら一番良いですけど、まずはピッチングの内容を頑張るのが大切かな。信頼を失わないためにも、頑張ります」と意気込んだ。

　新たな〝願掛け〟も講じてみる。ロッテの代表的なお菓子「コアラのマーチ」を食べてから試合に臨むつもりだ。「一回、買ってみようかな。願掛けしたくなりますよね、正直」と、わらにもすがる思いを明かした。

　エースに白星が付けば、チーム状態も好転する。「相手に合わせ過ぎて、自分のピッチングスタイルを崩すのではなくて、自分のピッチングスタイルの中で（相手を）入れ込んでいきたい」。大黒柱として、もう負けられない。