ファイターズ
2022/01/09 14:29

今川 ラオウの道歩む ドラフト下位から本塁打王だ

2年目の大飛躍を期し、鎌ケ谷で自主トレを続ける今川(撮影・桜田史宏)

 今季2年目を迎える日本ハムの今川優馬外野手(24)が8日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを実施。このオフ、オリックスの杉本裕太郎外野手(30)が通う野球塾「根鈴道場」で指導を受けたことを明かした。強打者の心得を伝授された道産子スラッガーは、昨季リーグ最多本塁打のタイトルを獲得した“ラオウ”のように覚醒することを誓った。

オリ杉本通う「根鈴道場」に入門

 昨季の大活躍で一躍有名になった杉本と同じように、下位指名からタイトルホルダーに駆け上がる。後輩の清宮を誘い、今川が強打者育成の野球塾「根鈴道場」に入門。「ラオウさんが通っているのを知って、すごく面白そうだなと思っていた。アメリカで実際にプレーしていた方の経験談とかを聞きたかったので行って良かったです」と興奮気味に明かした。
 米マイナーリーグでプレー経験がある根鈴雄次氏の指導に感銘を受けた。「メジャー式のホームランを打とうぜ、という感じ。僕も清宮も打席の中では優しすぎる。もっと強気でいけ、投手に向かっていけと言われました」。打席で闘志をむき出しにすることの重要性を説かれた。
 2020年ドラフト6位で入団し、今季で2年目。本塁打王獲得を目標に掲げる今川にとって、「根鈴道場」に通って覚醒した杉本は憧れの存在だ。かねて親交があり「体形は違いますけど、同じ社会人出身で、杉本さんはドラフト10位から、はい上がった方。僕も年齢的に頭角を現さないといけない」と鼻息は荒い。
 異例のファンクラブ会員兼選手として知られる今川だが、ファンに親しまれる新たな異名も熱望した。「ファイターズのラオウでは同じなので、別路線で強めのイメージが欲しいです。募集しておいてください!」。長打力とインパクトのある愛称で、目指すは全国区の人気者だ。
(中田愛沙美)

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