外国人同士の仲の良さを感じる一幕があった。５月２８日は、マルティネスの２９回目の誕生日。たまたま、鎌ケ谷で記者の前を通りかかったバーヘイゲンに、何かプレゼントをあげたか聞いてみた。すると、返事は「ハグ、オンリー！（笑）」。理由を聞くと「プレゼントはハグだけで大丈夫。だって、マルティネスはお金を持っているからね（笑）」とのことだった。

　同日の試合後、このやりとりをそのままマルティネスに教えると、大爆笑しながら「オーケー、オーケー、（日本語で）ありがとう。そのコメントは知らなかったんですけど、でもきょう、バーヘイゲンの通訳の佐久間さんが、僕にケーキを買ってきてくれたので、それを、通訳とバーヘイゲンからのプレゼントということで捉えています（笑）」と、満足そうに教えてくれた。

　もらったチョコレートケーキのプレートには、「（マルティネスの愛称）グワチョ、誕生日おめでとう」と書かれていたそうで、「別に、何かものをプレゼントしてもらうことは、もともと期待していないです。おめでとうと言ってくれることが本当に、うれしいです」と喜んでいた。

　現在は２軍で調整中のバーヘイゲンとマルティネスだが、２人ともじわじわ調子を上げてきている。チームはパ・リーグ首位とはいえ、シーズンはまだ前半。これから来る勝負所で、仲良し助っ人コンビの実力をいかんなく発揮してもらいたい。