ファイターズ
2021/11/30 14:29

佐藤 強打者の極意吸収 今オフ古巣の山川、森と沖縄合同自主トレ

西武・山川、森と自主トレを共にする佐藤は、山賊打線の主軸から強打者の極意を吸収しにいく

 日本ハムの佐藤龍世内野手(24)が今オフ、西武の山川穂高内野手(30)、森友哉捕手(26)が中心となる沖縄合同自主トレに参加することを決めた。二塁手が本職で、来季の目標はレギュラー奪取。豪快フルスイングが代名詞の先輩たちから強打者の極意を吸収する。

競争激化の二塁定位置つかむ

 最高の教材を活用してレベルアップにつなげる。佐藤は古巣の西武でお世話になった先輩を頼り、沖縄に向かうことを明かした。山川、森との合同自主トレ参加はプロ1年目のオフ以来、2度目。2人の強さの秘密に迫る貴重な機会で「一緒に体を動かして、体の使い方を近くで見たい」と意欲をたぎらせた。
 本塁打王、首位打者に輝いている実力者と一緒に体をいじめる。学ぶことは多い。初めて練習を共にしたとき、多くの刺激を受けた。「森さんとは朝起きてから夜寝るまで一緒にいました。ずっと野球の話をして。どういう考えを持っているとか、どうしたらいいとか、常に聞いていました」。トレーニング法や技術の習得に加え、一流の思考に触れられる。
 就任したばかりの新庄監督から「かっこよくやりなさい」と独特の表現でアドバイスを受けた。望むところだ。厚岸町出身で、今年8月にトレードで地元球団に加わった。新天地での躍進に燃えている。
 来季、チーム内の競争は激しさを増す。渡辺、杉谷、郡らが虎視眈々と爪を研いでいるが、二塁の定位置は譲れない。「ライバルはたくさんいますけど、最初から最後まで龍世しかいないと思ってもらえるように、オープン戦からガツガツと結果を残せるように頑張りたい」。期待の道産子は山賊仕込みの打撃に磨きを掛け、成り上がる。

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