コンサドーレ
2024/04/13 18:20

《新潟戦後》アウェーで1ポイントを取ったことは、アクシデントがあった中で満足しなければいけない部分も

■J1第8節 新潟1―1札幌(4月13日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

―試合を振り返って
 今日のゲームは非常に難しいゲームであると思っていたが、特に立ち上がりは予想していたとおり難しい展開になった。最初の15分、20分ぐらいは新潟が攻勢を強める中で、バーに当たったシュートがあったり、得点になってもおかしくないようなチャンスがあったと思う。新潟はコンパクトで、攻撃が洗練されたチーム。そしてボールの無いところでのオフの動きに連動性があるチームで、非常に対応しづらい動きをしてくる、仕掛けてくるチーム。やはり予想通り、前半15分ぐらい我々はなかなかうまく対応できていなかった部分があったと思う。

 ただその時間帯をしっかりと選手たちがしのいで、それ以降は我々も自分たちの狙いというものを出せていたのではないかと思う。そういう中で浅野がすばらしいゴールを決めて1-0でリードし、その後も浅野に決定機があったが、シュートを相手に当ててしまったようなシーンだったが、あれをしっかり決めていれば2-0でリードしていた、そういう試合だったと思う。前半途中から我々は相手をしっかりとコントロールできていたと思うし、1-0でリードした展開の中で前半を終えた。

 後半に入るにあたって、少し前半とやり方を変えて後半に入った。しっかりと自分たちの狙いとするところは出せていたと思うし、相手の良さというものも十分に消せていたと思う。カウンターで何回か自分たちが2点目を取れてもおかしくないシーンがあったのではないかと思うし、後半に関しては自分たちの狙いとするところが出せていた。

 ただ前半(鈴木)武蔵のケガによる交代で1枚目のカードを切って、後半に入って馬場が負傷したことによって2枚目のカードを切らなければいけなくなった。残された交代は1回という中で、なかなか戦術的な交代をするには難しい決断を迫られた。

 ケガの影響でコンディションが戻っていない選手が多い中で、90分を戦うには難しい選手も多かった。だからこそ交代のカードというものが非常に重要だったわけだが、そういった戦術的な交代、あるいは疲労を考慮した交代というのが、1回で3人を代えなければいけないような状況で、プランしていた交代が、3回目のときも直前になってキャンセルが出てしまった。それは75分にイエローカード2枚で退場した選手が出てしまったのもあるし、あるいは先ほども言ったように3人の交代選手を考えていたが、その間に駒井が足をつったということで、別の選手に入れ替えなければいけなかった。

交代のカードを切る準備している間に同点に

 そういう入れ替えがあって、我々が交代のカードを切る準備をしている間に同点に追い付かれてしまった。そのあたりに関しては、我々がもう少し早く交代していれば、という部分はもちろんあったと思う。ただ我々が自分たちが予期しない交代のカードを切った中で、3回目の交代に関しても非常に難しい状況で決断しなければいけなかったのは事実だ。

 1人少ない状況の中で残りの20分を戦ったわけだが、選手たちは最後まで強い気持ちを持って守ってくれたと思うし、アウェーのこの地で1ポイントを取ったことに関しては、こういったアクシデントがたくさんあった中で、我々は満足しなければいけない部分もあるなと思う。

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