高校野球
2024/03/22 18:40

【センバツ】北海2番手・大澤が力投 大阪桐蔭相手に5回⅓3失点「自分が1番を付けたい」

三回途中から登板した北海・大澤=撮影・桜田史宏

■選抜高校野球大会(3月22日、阪神甲子園球場)
▽1回戦 北海1-7大阪桐蔭


 初の大舞台で堂々の投球を見せた。北海の先発・松田収司投手(2年)が2回⅔4失点で降板後、2番手として大澤知弥投手(3年)が登板。昨秋の全道大会や神宮大会でも登板のなかった右腕が、甲子園のマウンドで持ち味を発揮した。100キロ前後の緩いカーブを交え、強力な大阪桐蔭打線を5回⅓3失点にまとめた。昨秋から主戦として投げていたのは松田だっただけに、「エースを取れるように頑張っていきたい」と最後の夏へ強い気持ちを見せた。

 

四回無死満塁、大阪桐蔭・山路に犠飛を打たれたが声を出す北海・大澤

 

三回途中から最後までマウンドに

 臆せずに右腕を振り続けた。3四球を与え、3失点は喫したものの三回途中から最後までマウンドに立ち続けた。大阪桐蔭が相手の初の聖地は「声もすごくて、圧がすごかった」と話したが、生命線のカーブが決まり始めると、投球のテンポも上がった。丁寧に低めを突く投球で傷口は最小限にとどめた。リードした大石広那捕手(3年)も「初めての甲子園だったんですけど、大澤はいいピッチングをしてくれた」と称えたが「ランナーを出してしまったり、四球が多かったりしたので、そこらへんがまだ全然駄目」と自己評価は厳しい。

「コントロールを磨きたい」

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