ファイターズ
2024/03/18 20:45

河野竜生が胸に宿すリリーフの流儀「地味でいいんじゃないかな?」

エスコンで投内連係の練習をする河野=撮影・松本奈央

■練習(3月18日、エスコンフィールド北海道)

昨季は50試合登板20ホールド

 頼れる左腕が、今季もブルペンの屋台骨を支える。日本ハムの河野竜生投手(25)が18日、エスコンフィールド北海道で行われたチーム練習に参加。シーズン開幕へ向けて充実の汗を流した。セットアッパーを務めた昨季は、50試合に登板し自己最多の20ホールドをマーク。今季も勝利の方程式に定着するため、黙々と結果を積み重ねる覚悟だ。

オープン戦は防御率2・25

 走者を出しても崩れない。マウンド上での落ち着き、安定感ある投球は今季も健在だ。ここまでオープン戦4試合に登板し、防御率2・25。与四死球「0」と優れた数字を残している。

好投続けるも「精度がもう少し」

 好結果を収める一方で、本人の自己評価は辛口だ。前回登板の16日・巨人戦は1イニングを3者凡退に抑えたが、「投げているボールはキャンプから比べると徐々に良くなってるけど『ここで、このボールを投げたい』というときの精度がもう少しほしい。昨シーズンの良かった頃と比べると、まだまだかな」。一切の慢心なく、ハイパフォーマンスを追い求める。

過酷なリリーフ稼業で

 華々しいプロフェッショナルの世界で、派手な光が当たることを良しとしないポジションがある。左腕が生業とするリリーフ稼業だ。抑えて当然で、打たれれば戦犯となる。そんな過酷さを知る男は、1つの流儀を胸に宿してマウンドに立ち続ける。

「僕の仕事は…」

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