ファイターズ
2024/02/29 19:40

《ハム番24時》2月29日

 人事を尽くして天命を待つ。山本拓の今季に懸ける思いが、ヒシヒシと伝わってきた。29日の全体練習前。記者を見つけたやまーんが、ニコニコ顔で歩み寄ってきてくれた。「きのう、昼過ぎぐらいに北海道神宮へ行ってきました」。第一声を聞き、興味をそそられた。

 1月31日に24歳になった山本拓は、今年が本厄。沖縄キャンプから居を構える北海道に戻ると、28日のオフを利用してすぐに厄払いへ出向いたという。「名前を読み上げられるような本格的なものを」と、祈とうを受けて心身を清めたそうで「いただいたお札は家に飾って、出かける前に手を合わせて願掛けしてます。神宮で言われた通り、お神酒と昆布もバッチリ食べました」と、神頼みにも真面目な性格がにじみ出た。
 
 シーズン前の恒例行事に、今年は吉兆の予感が漂う。「僕、開幕前におみくじを引くんですよ。中日時代は熱田神宮とか、家の近くの大きな神社に行ってました。大吉のおみくじを持っていたら、良いことがあるって言われるじゃないですか? だからここ2、3年は出るまで引き続けていました。去年は14回目で出たのに、今年は一発でした。めちゃめちゃ縁起が良さそう」と無邪気な笑みを浮かべた。

 大吉のおみくじは財布に忍ばせ、どこへ行くにも持ち歩いている。「去年は中日で14試合に登板して、トレードが転機になった。不思議な数字の一致ですよね。今年は1試合目から良いことがあるんじゃないかって勝手にポジティブに捉えてます」。参拝の御利益やいかにー。シーズン初登板に要注目です。

あわせて読みたい