ファイターズ
2024/02/20 16:00

《新コーチに聞く》~金子千尋2軍投手コーチ【2024ファイターズ新コーチインタビュー】

 道新スポーツデジタルでは、日本ハムの沖縄春季キャンプに合わせて「新コーチに聞く」を不定期連載する。2024年に就任したコーチングスタッフを紹介。大切にしている言葉や信念、影響を受けた指導者、キャンプ中の失敗談、オススメの息抜きなど、いくつかのテーマに沿って答えてもらった。第4回は沢村賞右腕で、22年限りでユニホームを脱いだ金子千尋2軍投手コーチ(40)が登場。昨年は特命コーチとして米国へコーチ留学した。


「特命コーチの時も投手コーチだと思ってやっていましたけど、役職が変わって、投手コーチになったので、今回は2軍の選手をしっかり見る。仕事が明確になった。プレッシャーというか、やらなきゃいけないなという気持ちは、倍ぐらいになりました。特命コーチの時ももちろん、やらなきゃいけない気持ちはありましたけど、何を学んできてもいいと言われていたので、少し気が楽でしたね」


「僕としては、長く活躍できる選手ですね。1年だけ、ガッて成績を残して、その年だけというよりは、長くやってほしい。もちろん選手によっては1年だけできれば満足だっていう人もいるかもしれないですけど、見ているファンの人は長くその選手を見たいと思うので、息の長い、プラス毎年しっかり活躍できる選手を育てられたらなと思います。今は時代的にメジャーに行く流れもできてきているので、そういう意味では世界的に活躍できる選手も育てられたらなと思っています。チーム方針と並行して、自分の経験と考え、選手に合うであろう練習方法と考え方をちゃんと明確にして与えたいですね」


「コーチングなので、教えることも入ってくるとは思うんですけど、それだけが選手を伸ばす要因ではないと思う。まずはしっかり選手を見て、評価したいというのが一番です。評価した中で、選手にもし何か質問された時に、僕はどうしたら良いですかと聞かれた時に、すぐ答えられる準備をしておきたいです。その選手の特徴、長所がなんなのかが分からないと、何をさらに伸ばしたら良いかが見えてこない。どんな練習が必要か、やってはいけないこともあると思うので、そこをしっかり判断したいです」


「単純に、僕が選手時代にやられて嫌だったことはしたくないですね。例えばですけど、選手に合わないことを押しつけたり、逆に能力が下がってしまうようなこと、言ったことによって迷ってしまうようなこと、選手にマイナスになることはしたくないです」

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