ファイターズ
2024/01/18 19:10

斎藤友貴哉 キャンプ初日の1球降板から1年 負傷した右膝は「怖さがなくなりました」

精力的に自主トレを行った斎藤(撮影・桜田史宏)

22年オフにトレード加入 完全復活へ着々

 右膝前十字靱帯(じんたい)断裂から完全復活を期す日本ハムの斎藤友貴哉投手(29)が順調な回復を見せている。22年オフに阪神からトレードで加入した最速159キロ右腕は、昨春のキャンプ初日に行われた紅白戦(名護)で同箇所を負傷。大けがを乗り越えて今、投げられる喜びをかみしめた。

鎌ケ谷で自主トレ 捕手を座らせてのブルペン投球も

 鎌ケ谷スタジアムで、斎藤は白い歯をのぞかせながら練習に励んでいる。「7、8割」の力での遠投や、傾斜を使っての投球練習。ブルペンでは捕手を座らせて、日々20球ほど投げている。

 「あとひと踏ん張りというところですかね。膝の状態とか怖さも含めて。なんか、年が明けたら怖さがなくなりました。普通の感覚で投げられるようになりました。膝をけがしていたっけ? という感じ。膝の折れとかは気にしているんですけど、怖さは全く気にならない。しっかり投げられているなと思います」

元チームメートとの合同自主トレ 「いい意味で開き直れました」

 年始は静岡で行われている元チームメートの阪神・岩崎が率いる「チームザキ」の合同自主トレに参加。昨年まであった投げる怖さが、自然と消えていた。

 「理由は分からないです。一気に良くなりました。なんかリセットされたんですかね。今までは、けがしている。けがしている。けがしているで投げていたんですけど、いい意味で開き直れました。危機管理をしていきながら、キャンプ中に実戦で投げられたらなと思います。気合が入ってしまう部分もあるので、抑えながらですね」

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