コンサドーレ
2024/01/17 20:00

札幌のルーキーMF田中克幸が紅白戦で初ゴールゲット! 目標は小野伸二「素晴らしいプレーヤーになりたい」

攻撃練習を行うMF田中克(撮影・工藤友揮)

【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月17日、金武町陸上競技場

 北海道コンサドーレ札幌は17日、2部練習を実施。午前はパス練習やランニングとジョグ、アジリティーを組み込んだサーキットトレーニングなどを、午後は攻撃練習や11対11などを行った。明治大から加入したルーキーMF田中克幸(21)は、世代別代表の経験もある高い技術を持つレフティー。昨年限りで現役引退した小野伸二O.N.O(44)の系譜を継ぎ、新たな札幌の〝ファンタジスタ〟となる。

「スピードでちょっと遅れた、早く慣れていけたら」

 プロ生活2日目の練習に臨んだ田中克は、札幌のチーム練習について「レベルの高い選手ばかりの中で判断のスピード感や強度が上がっているので、早く慣れないといけないなと感じています」と、プロのレベルを口にする。「技術では通用する部分もあったので、そういったところではやれるなと思うんですけど、スピードではちょっと遅れたりする部分もあるので、早く慣れていけたらなと思います」と、対応すべく奮闘を続けている。

11対11で主力組、初ゴールもゲット

 この日の午後に行われた11対11では主力組に入り、大学時代からの主戦場で札幌でもターゲットとしているポジションのボランチでプレー。序盤こそ「慣れていない分、動きすぎていたり、入ってくるタイミングを取れなかったりという部分があった」と語るように、札幌のサッカースタイルにとまどいを見せていたが、「駒井さんだったり荒野さんがやりやすいように声をかけてくれて。それでやるべきことが自分の中で理解できて動きに変えられたので、スムーズなプレーにつながったのかなと思います」と、周囲の助言を受けてプレーぶりが一変。前線にも積極的に顔を出せるようになり、遂にはゴールまで決めてみせた。

「紅白戦ですけど、自信につながる」

 「紅白戦ですけど、自分にとっても結果が出たのは自信につながるので良かったです」。練習終了後のストレッチの際にはミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)から「もっとガツガツ行っていいよというニュアンス」の声をかけられ、「攻撃のところはたぶん評価してくださっていると思うので、もっと自信を持ってやれたらなと思います」と、明日以降の練習に繋げていくつもりだ。

「小野伸二選手のようなファンタジスタになっていきたい」

あわせて読みたい