今や全国区のＦガール　魅力あふれる１２人が合格

　日本ハムは１７日、エスコンフィールド北海道で球団公式チアリーダー「ファイターズガール」の２０２４年新メンバーオーディションを開催した。きつねダンスやジンギスカンダンスで全国区の人気を誇るチームに、狭き門をくぐり抜けた１２人の頼もしい戦力が加わった。

１次通過の７０人が猛アピール

　厳しい審査をくぐり抜け、新メンバーが誕生した。１次審査の書類選考は過去３番目に多い２９１人が受験。この日は１次を通過した約７０人がダンス、自由演技、面接などでアピールした。合格を勝ち取った１２人のメンバーの最年少は１７歳で最年長は２５歳。それぞれが個性豊かで魅力にあふれている。

個性派揃いの新メンバー　元ハニーズも

　合格者の鈴木志織さん（２３）は、２０２１年にソフトバンクの公式チアリーダー「ハニーズ」に所属。「球団のチアになりたいという将来の目標があった。いろいろな球団を見ていく中で（ファイターズガールを）動画で見て、ワクワクする気持ちになった。笑顔とダンスで一人でも多くの人に夢や勇気を届けたい」とほほ笑んだ。

１日最高３２０杯！　カリスマ売り子も仲間入り

　仙台出身の駒野稀子さん（２５）は、今季開業したエスコンフィールド北海道に惹（ひ）かれ、３月に移住。ビールの売り子として新球場元年を支え、１日の売上げは最高３２０杯を記録したこともある。「ビールの売り子で培ったコミュニケーション能力、笑顔と愛嬌（あいきょう）は誰にも負けません。まだ実感が湧かないけど、とてもワクワクしています」と意気込んだ。

ユーモアたっぷりの水落ツインズ

　ツインズにも注目だ。羅臼町出身の水落桜子さん（２０）と桃子さん（同）は、ファイターズガール史上初の双子姉妹となった。２人は２０２２年の６月から約１年３カ月間、揃ってオーストラリアへ語学留学するなど、小さい頃から片時も離れず生活を共にしてきた。

　姉の桜子さんが「２人の底なしのパワーと笑顔で頑張りたい」と言えば、妹の桃子さんは「顔は一卵性の中では違う方だと思っている。初見は似ていると言われるけど、慣れてくれば別人に見えてきます」とユーモアたっぷりに話した。

新生Ｆガール　来年１月から活動開始　

　新メンバーを加えて総勢２４人となったファイターズガールは、来年１月から本格的に活動を開始する予定だ。