ファイターズ
2023/08/05 01:00

松本剛 2年連続100安打到達 目標の最多安打へ「諦めず、打席に立ちたい」

三回1死一塁、松本剛が中前打を放つ(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ15回戦 ソフトバンク4ー5日本ハム(8月4日、エスコンフィールド北海道)

2試合連続マルチで大台 心がける「最低1試合1本」

 日本ハムの松本剛内野手(29)が4日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンク戦で2安打をマークし、2年連続でシーズン100安打に到達した。日々の積み重ねを重視しており「僕は四球をなかなか取れるタイプではないので、ヒットを一本でも多くという意識はあります。残り50試合近くあるので、最低1試合1本を目標としてやっていきたい」と意欲をたぎらせた。

 ソフトバンク先発の東浜を攻略。一回に右前打、三回に中前打を放ち、チャンスメークした。チーム97試合目(出場は94試合)で、100安打をクリア。開幕から主軸として、打線をけん引している。

長かった下積み時代 試合出場への渇望が原動力

 両アキレス腱(けん)を痛めるなど、決して万全ではないが、心と体を突き動かしている。そんな試合への執着は、下積み時代に起因する。プロ10年目までで、規定打席到達は2017年の1度だけ。コンバートも経験し、1軍、2軍を行ったり来たりする生活が長かった。昨季、遅咲きの本格ブレークを果たしたが、辛抱し、耐えた日々は深く記憶に刻まれている。

自らを奮い立たせる過去の記憶 「出られる喜びを忘れずに」 

あわせて読みたい