ファイターズ
2023/08/01 17:45

《ハム番24時》8月1日

 英語はさっぱり分からない。それでもマーベルを取材していると、なぜか聡明(そうめい)さを感じてしまう。話し方なのか、はたまた通訳さんの言葉のチョイスか。とにかく知的な印象だ。

 出身校のデューク大は伝統ある学校で、日本でも名の知れた存在。調べてみる、と卒業生には〝ニクソンショック〟で知られるリチャード・ニクソン第37代大統領や、ノーベル賞受賞者が数多くいる。スポーツも盛んでNBAやMLBに多数の人材を送り出している。文武両面で米国屈指の超名門大学なのだ。

 野球と勉強の両立は難しい。マルチな才能の持ち主に、どうやって人生を切り開いてきたのか尋ねてみた。マーベルの答えは「常に予定を先に決めて、毎日こなしていくしかないよ。パイレーツにドラフトで指名された時は、いったん大学の勉強をストップした。落ち着いたら、戻って勉強に取り組んだ。その時は学生として勉強に集中できたよ。それらのスケジュールは良かったと思うね」とスマートなものだった。

 言うは易(やす)く行うは難し。自堕落な生活を愛する記者にとっては、耳の痛くなる話でした。

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