ファイターズ
2023/06/07 01:10

加藤豪 臭すぎる手袋でデビューから9戦連続安打「臭いので早く終わってほしい」

五回2死二塁、詰まった一ゴロの当たりだったがヘッドスライディングで内野安打とした加藤豪(撮影・小田岳史)

■交流戦1回戦 広島3-2日本ハム(6月6日、エスコンフィールド北海道)

3試合連続のマルチ安打をマーク 五回には泥臭く一塁ベースにヘッスラ

 元メジャーリーガーの勢いが止まらない。米球界から逆輸入された日本ハムドラフト3位ルーキーの加藤豪将内野手(28)が6日、エスコンフィールド北海道で行われた交流戦の広島戦に出場し、3試合連続のマルチ安打をマーク。NPBデビューからの連続試合安打を「9」に伸ばした。

4試合続けて3番で起用 打率は.417まで上昇

 五回2死二塁。詰まった一ゴロもヘッドスライディングし、タッチの差で内野安打を勝ち取った。「審判が(ジャッジする際に)見やすいからそうしただけです」とクールに振り返ったが、泥臭く、結果を残した。七回2死では、栗林から右前にクリーンヒット。4打数2安打で打率は.417まで上昇した。

 4試合続けて3番で起用され、得点源として機能している。新庄監督も「ゾーンに入っているんじゃないですか。必ず落ちてくる時期が来るから、それをどう乗り越えるかは本人次第なので。今はもう何も言うことないですよ」と手放しで褒めた。

本当に臭かったのは…

 故障が癒え、2軍で実戦復帰して以降、加藤豪はピンクの同じバッティンググローブを着用している。安打が続くため、験担ぎを兼ねているが、最近、耐えがたい苦痛を味わうことになったという。試合後、抱えている衝撃の悩みを明かした。

 「ずっと同じ手袋を使っているんですよ。連続安打記録があるので、変えられないじゃないですか。もうボロボロになっていて、構えるときに臭ってくる。臭いので早く終わってほしいです、記録が。終わったら新しい手袋にできるので。打つときにピッチャーのことを考えられない。臭いことしか考えられない」。悪臭と戦いながら、快音を響かせている。

清宮の記録超え「I beat you(俺が勝った)」と送るとナイスな返しが

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