童心をくすぐられた。試合開始の５時間前。響き渡るエンジン音が登場の合図だった。新庄監督がイタリアの高級スポーツカー「ランボルギーニ・カウンタッククワトロバルボーレ」に乗って、エスコンフィールド北海道にやってきた。車両価格はおよそ８０００万円。車体は自らデザインしたイベント限定ユニホームと同じ赤、黒を基調にしたラッピングが施されていた。

　自動車販売会社「ティーバイティーガレージ」が協力。今月１３～１８日に開催されるイベント「ＮＥＷ　ＡＧＥ　ＧＡＭＥＳ　ｐｒｏｄｕｃｅｄ　ｂｙ　ＳＨＩＮＪＯ」に合わせ、特別仕様の車が用意された。

　記者も子どもの頃、スーパーカーに憧れ、プラモデルやミニ四駆を好みの色や柄にカスタマイズして遊んだ経験がある。新庄監督が披露したのは、その〝実車版〟で「さっき運転して来たら、みんな、渋滞になるくらいガン見。すごいッス」と周囲の反応にご満悦。少年の夢が詰まった目立ちすぎる１台は、イベント期間中、球場内で展示されるという。一見の価値ありだ。