■Ｊ１第８節　浦和４－１札幌（４月１５日、埼玉スタジアム２００２）

退場者が出て前半４１分にスクランブル出場　大敗に「すごく悔しいというのがまず一つ」

　左膝前十字靱帯部分損傷のため長期離脱していたＭＦ駒井善成（３０）が浦和戦の前半４１分に途中出場し、昨年１０月８日の福岡戦（札幌ドーム、１●２）以来、約半年ぶりとなる戦列復帰を果たした。「負けてしまったので、そこはすごく悔しいというのがまず一つですけど、ピッチに戻って来られたことは自分の中ですごくうれしい」と、試合後の素直な心境を明かした。

　ＤＦ中村桐耶（２２）の一発退場後にＦＷ金健熙（２８）との交代で出場。「ほぼノーアップでしたし、一人少ない展開でもあったので、すごくしんどかったけど、ゲームをやっていくにつれて、それも改善されていった。もうちょっとチームのためにボールに絡めたら良かったけど、一人少ないのもあって難しかった」。イレギュラーな形で自身のリスタートとなったが、試合直後の体の状態についても特に問題はなく、まずは無事に復帰戦を終えることができた。

「全然満足してない。これからチームを勝たせて、引っ張っていけるよう日々努力したい」

　もちろん試合に出ることが全てでは無い。ここから駒井の新シーズンが幕を開ける。「復帰するために頑張っているわけじゃなくて、試合に出て活躍してチームの勝利に貢献するために頑張っているので。今日は負けてしまったし、全然満足してないので、これからチームを勝たせて、引っ張っていけるように日々努力していきたい」。帰ってきた背番号１４が上位浮上のキーマンとなってくれるはずだ。