週明けから２軍で技術練習再開　　復帰へ着々

　復帰への道筋がハッキリと見えた。日本ハムのドラフト３位・加藤豪将内野手（２８）が３１日、エスコンフィールド北海道で行われたチーム練習に参加。キャッチボールなどで汗を流した。３月中旬に右腹斜筋肉離れと診断されて以降も、１軍に帯同しリハビリを継続。すでにスローイングや素振りは行っており、週明けから２軍施設のある千葉・鎌ケ谷で技術練習を再開させる。

　５月上旬の実戦出場に照準を定め、順調に段階を踏んでいる。４月３日に再び精密検査を受ける予定で「ＭＲＩを撮ってそこでまた判断する。良ければ鎌ケ谷に行きます。ケガをしてから（全治）８週間と考えると試合は５月８日。それより早くなるかもしれないし、遅くなるかもしれない」と、明るい表情で今後のプランを明かした。鎌ケ谷ではティー打撃や守備練習に取り組み、ゲーム復帰へ向けて本格的な準備を進めるつもりだ。

指揮官が粋な計らい　３０日の開幕セレモニーに参加「すごくうれしかった」　

　３０日の開幕戦は、新庄監督の計らいで試合前セレモニーに参加。「あれはすごくうれしかったです。前の日に言われて本当に泣きそうでした。でも試合になると、みんなが楽しそうにやっているのを見るのがつらい」と複雑な心情を吐露した。「戻って来たらまた全然違う選手になっている。そういうところを想像するとポジティブになれます」。はやる気持ちを抑えつつ、カムバックの日を目指す。