コンサドーレ
2023/02/24 05:00

リフレッシュし、ホーム開幕戦は120%の力を出して戦え《河合CRC竜の眼》

広島との開幕戦はスコアレスドロー GK菅野のパフォーマンスは圧巻だった

 今季のJ1開幕戦となったアウェー広島戦(2月18日、0△0)では、GK菅野孝憲のパフォーマンスが圧巻だった。開幕戦のプレッシャーや年齢を感じさせない、安定したプレーを見せることができているのは、常日頃から自分を磨いている成果ということに尽きる。

具聖潤の復帰でポジション争い激化も プロとしてやることを変えないのが彼の強さ

 GK具聖潤が帰ってきたことでポジション争いが激しくなったが、本人も「自分は自分でやれることをやるだけ」「選手を選ぶのは監督なので」と話していた。そのマインドを持てる領域までいける選手というのはごく僅かだし、そう思える選手は本当に強いと感じる。

 プロとしてやることを変えないのが彼の強さ。自分が出ようが出まいが、チームの勝利のためにプレーするということを徹底している。それが最後の1プレーでも効いていた。その姿勢は若い選手にも見習ってもらいたい。

荒野の何とか打破してやろうという気持ち見えた

 もう1人光った選手として、MF荒野拓馬を挙げたい。何とかボールを運んで、打破してやろうという気持ちを見ることができた。ボールを前に運ぶ選手が出てくると相手にギャップが生まれるので、後方からもDF岡村大八やDF田中駿汰などがボールを持ち運ぶことができれば主導権を握ることができる。広島戦では相手が前からプレスに来たために厳しい部分はあったが、もっと展開を優位に進めるためにも、フリーな状態で前に運ぶ選手が出てきてほしい。

あわせて読みたい