ストライク率に及第点も反省しきり　「打者に期待したい」と自虐ジョーク

　開幕投手に決まっている日本ハムの加藤貴之投手（３０）が１６日、キャンプ地の沖縄・名護で打撃投手を務めた。４０球を投げて安打性の当たりは１１本。結果を求める段階ではないが「ストライクも割と取れていたので、そこは良かった。あとは、打たれすぎ…そこは反省しています」と苦笑いを浮かべた。

　マウンドに上がると、いつものように表情を変えず、一定のリズムでストライクゾーンに投げ込んだ。主力の上川畑大悟内野手（２６）、石井一成内野手（２８）、野村佑希内野手（２２）らと対戦したが、相次いでヒットゾーンへはじき返された。

　抑えることを重視していなかったが「ちょっとショックでした。打者も振れていると思うので、打者（の援護）に期待したいと思います」と自虐的なジョークを繰り出した。シュールな〝加藤節〟は余裕の表れ。左のエースは「３・３０」から逆算し、完璧に仕上げていく。