Bリーグ
2023/02/08 23:05

レバンガ小野寺HC代行「勝率5割は目指すべきポジション」B1初タクトで残留へ「規律」求める

小野寺HC代行が練習の指揮を執った(撮影・西川薫)

佐古HC退任から一夜 B1残留が絶対条件

 B1レバンガ北海道の佐古賢一HC(52)退任発表から一夜明けた8日、チームは次の宇都宮戦(11、12日)に向け、札幌国際大で練習した。現在リーグ全体で24クラブ中21位と厳しい状況だが、小野寺龍太郎HC代行(41)は、折茂武彦代表(52)が今回掲げた「B1残留」を絶対条件に難局を乗り越える。

 メンバーには7日の発表当日に伝えられ、すぐに新体制がスタートした。この日は、宇都宮戦に向けてフォーメーションの確認作業などを重点的に行った。B1で初めてタクトを振るうことになった、小野寺HC代行。佐古前HCからは「『しっかりB1残留を達成するところに注力してほしい』ということは言われました。試合は待ってくれない。スケジュールも決まっている中で、残り24試合をこれからどう戦い抜いて、一つでも多く勝ち星を挙げていくことが大事。僕らとしてはB1残留は、もちろん当然。その中で勝率5割は、一つの目安として目指すべきポジション」。シーズン始動時に掲げた目標に少しでも近づけるように努力していく構えだ。

残り24試合「チームメートのために、どれだけ犠牲を払えるのか」

 残り24試合でのHC交代。小野寺HC代行が重視するバスケットボール哲学は「規律」だ。「もっともっと上に行ける可能性のある選手たち。勤勉な選手たちが多いので、そういう勤勉さだったり規律だったりを、今まで以上に強調していく。自分のやりたいプレーや、スタッツを求めていくのではなく、チームメートのために、どれだけ犠牲を払えるのか。そういう部分をコートで表現できるチームをつくりたい」と着手していく。