■一回満塁で先制犠飛

　２０２２年の札幌ドーム初得点は、石井のバットから生まれた。一回、１死満塁の好機で打席に立つと、西武先発・松本の初球を思い切りよくフルスイング。飛距離十分の右犠飛で先制点を叩き出し「今シーズン、札幌ドームでの初得点ということで、最高にうれしい気持ちです」と喜びをかみしめた。

　四回先頭の第２打席では右前に運び、２５日の開幕戦でチーム今季１号ソロを放って以来の安打をマーク。続く六回の第３打席には１死二、三塁で鋭い一ゴロを飛ばし、相手守備が乱れる間に三走・近藤が生還。この日２打点目を叩き出した。

　プロ６年目の今季は開幕スタメンをつかむと、ここまで全５試合に出場。新庄ビッグボスから高い期待をかけられている。さらに調子を上げれば、チーム浮上のキーマンになり得る存在だ。

■アルカンタラ　右打席で初安打

　六回２死三塁で、２点差に迫る中前適時打を放った。両打ちが特長で、右打席では来日初安打となり「シングルヒットで点が入るケースだったので、あまり考えすぎずに打ちました。チョー、キモチイイ！」とコメントした。この日は４打数１安打も、開幕から５試合で打率・４００をマークしている。（札幌ドーム）