ファイターズ
2022/02/19 13:48

宮西 実戦仕様で全球種

カウントを計測しながらブルペンで投球する宮西

 いよいよ実戦仕様だ。ブルペン入りした宮西が試合さながらにストライク、ボールのカウントを計測しながら投げ込んだ。フルカウントになってもシビアに球種やコースを選択し「四球を出さないように(意識して)。全ての球を使った」。重圧の掛かる場面を想定し、集中力を研ぎ澄ませていた。

 今季は例年より速いペースで仕上げている。初の実戦登板は今クール(21日まで)の練習試合を予定。制球や球威などの感触は上々で「基本的には投げたいところに全部投げられている。あとは右のインコースのスライダー。その精度を上げられれば」とテーマを絞っていた。

河野 ブルペン71球

 先発ローテ候補の河野がブルペンで71球を投げた。見守った新庄監督からカーブを褒められ、腕の使い方の助言を受けた。緩急を使った投球スタイルがセールスポイントで「そこをひとつ評価してもらえたのは良かった」と素直に喜んでいた。

 途中、新庄監督が打席に入ってきても動じなかった。淡々と自らの投球に徹した。「捕手しか見ていなかったので。特に意識せずに投げた」と強心臓ぶりを発揮した。

 カーブは制球、球速ともばらつきがあり「まだ安定しない」と認めている。その分、改良の余地がある。打者が見づらいフォームも研究中。3年目のドラ1左腕は指揮官の考えを吸収し、成長の糧にする。

杉浦 同じ十勝出身・美帆の活躍「尊敬」

 幕別町出身の高木美が北京五輪のスピードスケートで金メダル1つ、銀メダル3つを獲得する偉業を成し遂げた。隣の帯広市出身の右腕は「メダル獲得おめでとうございます。同じアスリートとして、とても尊敬します。家族みんなで応援していましたし、みんなで喜びました」と祝福した。(国頭)

石川直 今季初実戦へ調整順調

 実戦へ向けて、順調に調整を進めている。18日はブルペンに入り、変化球を交えながら21球を投じた。他の投手との兼ね合いもあるが、現時点では、22日の中日との2軍練習試合で今季初実戦に臨む予定だ。「バッターに投げて、どこまで出力が出るかな、というのを確かめたい」とテーマを掲げた。守護神の座をつかむため、第一歩を踏み出す。(国頭)

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