同期の仲良しコンビ　スペシャルクリスマスイベントに出席

　日本ハムの万波中正外野手（２３）と野村佑希内野手（２３）が２日、三井アウトレットパーク札幌北広島で行われたスペシャルクリスマスイベントに出演した。私服姿で登場した２人は大勢のファンが見守る中、同期の仲間だった吉田輝星投手（２２）のトレードや退寮後の新生活など、気になる話題に触れて本音トークを繰り広げた。

エスコンでお気に入りの場所は…　万波「選手ロッカーのソファ」

　グッチー氏と日本ハムＯＢの杉谷氏がＭＣを務めた。今季はエスコンフィールド北海道が開業。新球場の好きな場所を問われ、万波は「選手ロッカーのソファですね。すげぇ、デカイんですよ。みんな座れます。ミーティングしているわけじゃなく、目を閉じて…」と少し恥ずかしそうにに告白した。

野村が暴露！　共用ソファを独占する万波、江越、上川畑

　同様の質問に野村は「選手ロッカーの自分の椅子。リクライニングがすごい。ほぼベッドっすね」と豪華な備品を引き合いに出した。付け加えて「円形のところは万波、ごし兄（江越）、（上川畑）大悟さんが横で使って、陣取っている」と暴露。３人が円を描く形で横になり、共用のソファを占領していることが明かされた。

強い絆で結ばれていた吉田輝星　３人で語り合った日々を述懐

　トレードでオリックスに移籍した吉田については、あらためて強い絆を強調した。食事に出かけて熱く語り合う機会も多かったという。万波は「仲が良いと思います。僕らの代の甲子園はあいつの大会。特別な選手。まさかこんなに早く別れることになるとは思わなかった。ジェイ（野村）が一番、泣いていましたから」と回想。名指しされた野村は寂しさを隠さず「もう、しゃべれないくらい（号泣した）。キャンプ中なんか、３人でご飯に行って、食べて話しているだけなのにベロベロになって帰った。結局、遅くまで（店に）いてしまって」と懐かしんだ。

　親しい後輩の意外な素顔に触れた杉谷氏は「ジェイが泣くなんて。人造人間だと思っていたから」と冗談交じりに感嘆していた。

意外！？にも料理上手なスラッガー

　高卒入団の選手は原則、５年間の寮生活が義務づけられている。５年目のシーズンを終えた２人は来年から寮を出て、１人暮らしをスタートさせる。新しい住まいについて「まあ、北の方に」とヒントを口にした万波は「料理は高校の時、弁当を自分で作ったりしていたので、できると思っているけど、５年間はしていない」と器用な一面をのぞかせた。

子どもたちとの触れ合いで奮起　

　プレゼントを懸けたクイズ形式のゲームや抽選会を通してファンと触れ合い、イベントは終了。野村は「小っちゃい子たちの中で、万波のファンが多かった。来年はもっと活躍してマンチュウとジェイが好き、と言ってもらえるようにしたい」と笑顔で誓いを立てていた。