日本ハムの浅間大基外野手（２７）が１日、エスコンフィールド北海道で契約交渉に臨み、３００万円ダウンの年俸２５００万円（金額は推定）で更改した。３月に左足首を手術し、今季は１３試合の出場にとどまった。雪辱を期す来季の目標は中堅手のレギュラー獲り。例年、１月は横浜高の先輩に当たる近藤健介外野手（３０）と合同で自主トレをしていたが、このオフは環境を変え、単独で鍛えることを決めた。一問一答は以下の通り。

【日本ハムの契約更改一覧：１２月１日時点】

―サインは
「はい、しました」

―球団からはどんな言葉を
「今年、キャンプの最初、調子が良かった中でのけがだった。球団としても悔しい１年になったという言葉をいただいて。個人的にもあのけがで１年が終わってしまったなという感じなので、そこに尽きるかなと思います」

―あらためて今季を振り返って
「けがをしたこと、年間通してリハビリをしていたことを含めて、苦しいシーズンだったなと思います。でも、考えていても仕方がない。リハビリでいろいろ得たこともありますので、来シーズンにぶつけていけたらいいと思います」

―リハビリで得たのは
「フィジカルの部分で自分のレベルを上げるようにリハビリに取り込んでいた。キャンプインまでまだ２カ月あるので、そこは継続して上げていきたい」

―外野手として万波らの活躍はどう見たか

「１軍に１カ月くらいいたんですけど、記憶にない…。それくらいリハビリしかしていなかったという印象なので。鎌ケ谷で皆が活躍している姿はテレビで見て、もどかしいというか、悔しい思いを抱いた。来シーズンにぶつけるしかないなと思います」

―オフの取り組みで重視するのは
「フィジカルレベルを上げて、技術的な面ではいろいろ見つめ直すこともある。試行錯誤しながらキャンプインに向けていいスタートを切れるようにやっていければ」

―来季のレギュラー争いに向けて
「僕はもう、センターで１年間出る。そこしか見ていないので、負けるつもりもないですし。スタートが大事かなと思うので、開幕に向けてしっかりアピールできたらなと思います」

―具体的な目標は
「打率という部分は運的な要素も含まれるので、出塁率だったり、長打率だったり。そういったところでしっかりチャンスメークや、ランナーを返すバッティングができれば、レギュラーに近くなるのかなと思います」

―自主トレは誰と
「例年、近藤さんと徳之島でやっていたんですけど、今年は１人で。基本的には鎌ケ谷。１人でやろうと思います」

―自分と向き合う時間を大切にするためか
「そうですね。やりたいことをしっかり。自分１人だけに時間を使ってというか。みんなでいろいろやれるのもすごく大事ですし、学ぶこともたくさんあったんですけど、今年に関しては１人でいろんなところに学びに行きながら、集中してやりたいなと思いました」

―ファンへ
「今シーズンはプレーしている姿を見せられなかった。来年、優勝するため、チームの輪の中心にいられるような活躍をファンの皆さんには見せたいなと思うので、頑張りたいです」

―外野の中でもセンターにこだわりがあるか
「そうですね。そこで出たい気持ちは強いです。自分が外野を仕切るというか、中心なのでセンターが。責任に伴う結果はしっかり出したいなと思います」

―けがの状態は。完全に戻ったか
「ほぼ。もうちょいくらいです。そんなに簡単に治る場所ではなかったので。継続してやりながらになる。でも、シーズン中、終了時に比べたらだいぶ良いものになってきている。キャンプインには良い状態で入れるのかなと思う」

―以前は、朝起きて痛みがあるときも
「それはもうないですね。プレー中以外ではあまり感じることはなくなった。その辺のストレスはなくなった。良い方向に向かっていると思う」

―気持ちも前向きに
「そうですね。動けてきているので。体の状態とともに、気持ちの面でも前を向けてきているのかなと思う」

―走るときの力加減は
「ほぼ全力で走っています。練習して、走る量を増やしていけば、スピードが出てくるとは思う」

―７月、１軍にいたときは無理をしていた部分も
「痛みがある中でテーピングを巻きながらやっていた。そこは腹をくくってやろうとは思っていたんですけど、抹消になって、球団とトレーナーと話をする中で、まずはしっかり治すことを最優先にということなので、そういう選択になりました」

―自主トレ１人でやるのは相当、考えたのでは
「そうですね。毎年、何年も近藤さんと一緒にやっていたので。でも、性格的に１人でやるのが合っているのかなと。１人の方が集中できるタイプなので。そこは考えた中で１人でやろうと思いました」

―１人でやると伝えたとき、近藤からどんな話が
「１人でやる時間も大事だからと。分かったから頑張れよと。いや、仲が悪くなったとかは全然ないです（笑）」