Vリーグ
2023/10/29 20:15

ヴォレアス開幕4連敗… 負傷者続出でV1初勝利へ早くも試練

MB陣に故障者続出で開幕4連敗を喫したヴォレアス北海道(撮影・十島功)

■Vリーグ男子1部 ヴォレアス北海道0-3東京グレートベアーズ(10月29日、旭川市リアルター夢りんご体育館)

MB陣は満身創痍

 開幕4連敗―。ヴォレアス北海道は28日に続き、東京グレートベアーズから1セットも奪えずに屈した。さらに28日に負傷した樫村大仁(24)のみならず、井上仁(31)、田城貴之(31)もフィジカル面に不安を抱えるなど、ミドルブロッカー(MB)陣は満身創痍の状態だ。早くも試練を突き付けられている状態だが、MBで副主将を務める後藤万澄(27)は「落ち込んでも引きずらないように」と前を向いた。

クライン監督「ベストじゃなければ落ちてしまう」

 不安がある中で戦えるほど、V1は甘くはない。連日のストレート負けを喫し、エド・クライン監督(42)は「いいプレーができなかった。自分たちのレベルは把握しているつもり。調子がいい日であればどのチームでも戦えると思っているが、ベストな状態じゃなければ落ちてしまう」と振り返った。というのも、負傷者が続出する現実と向き合わなければいけないからだ。

速攻対応が弱点の相手にクイック攻撃できず

 樫村が28日の同戦で左アキレス腱を痛め途中交代を余儀なくされたが、同じMBの井上も腰の状態が万全ではなかった。両日とも痛み止めを服用しながら試合に出場。今季未出場の田城も腰に不安を抱えている。クライン監督は「まだ正確な診断が出ていない」と説明した。MBを欠くと攻撃も両サイドに頼らざるを得なくなる。指揮官は「(2試合とも)オフェンスに影響した。クイック攻撃ができなかった。速攻は相手の弱点でもあった」と悔やんだ。

サーブにV2との違い

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