つらい季節だ。３日、球団は井口と姫野に来季の契約を結ばないと通達した。この日、鎌ケ谷で取材に応じた木田２軍監督は「一緒のユニホームを着てこういう形になって、ファーム監督として申し訳ない。うまく、いい方向に持っていってあげられなくて申し訳ない」と謝罪を口にし、責任を感じていた。

　木田監督は続けて、「野球人生とよく言うし、野球をやっている時間は限られるから、俺もそういう表現を使う時もあるけど、基本的には野球に限らず、野球以外のことも全てトータルで自分の人生。今回の２人だけではなくて、選手にはみんなそれを大切にして、しっかり自分の人生をつくりあげていってもらいたい」と願った。

　両右腕はすでに、１１月に開催されるトライアウトに向け、気持ちを切り替えている。２人が悔いのない人生を送れるように、陰ながら応援したい。