日本ハムの上沢直之投手（２９）が２３日の楽天戦に先発する。今季ここまで２２試合に登板し、８勝８敗、防御率２・８４。前回登板した８日の西武戦は七回途中６失点（自責５）で黒星を喫したが、中１４日でじっくり修正に励んできた。２２日は敵地・楽天モバイルパークで短距離ダッシュを繰り返し、最終調整を終えた。練習後の一問一答は以下の通り。

ーシーズンも残り少なくなった
「しっかり体もリフレッシュできた。チームが勝てるように、良いピッチングができるように頑張りたい」

ー登板間隔が空いた。どう過ごしたか
「まずは体のケアと、いろいろな動作の見直しをして本当に良い時間だったと思う」

ー動作の見直しとは、どんなことを
 

「自分の投げたいタイミングだったり、下半身の使い方をしっかり意識しながらやっていました」

ー基本はエスコンで調整していたか
「はい。ブルペンには、きのう入りました。結構、良かったので、それが試合で出せるようにやりたいなと思います」

ー楽天・浅村の印象は
「良いところでホームランが打てるし、外一辺倒じゃきついかなと思う。逆方向に打てるし、外に投げてもホームランが出ちゃうので。しっかり、いろいろな球種を使いながらでないと、打ち取るのは大変なバッターだなと思います」

ー浅村を抑えれば、万波が本塁打王を取る可能性も高くなる
「意識すると良くないので、あまり気にしないようにします。マンチュー（万波）には悪いですけど。俺には関係ないって言っておきます(笑)」

ー残り試合で１個でも多く勝ちたい
「そうですね、やっぱり一つでも多く勝って終わりたいというのはあります」

―サインを長い時間、書いていた。ファンへの思いは
「本当に、僕を見に仙台に来てくれたっていうファンもいたし、すごくありがたいなと思いますね。ファイターズファンの方はもちろんですけど、その中でも僕を応援してくれるファンがいる。僕を特別に応援してくれているファンの方は、本当に良い時も悪い時もすごくずっと応援してくれていたし、こういう短い時間ですけど、来て良かったなって思って帰ってもらえたらいいなって。プレー以外でも何かできることがあると思うので」