■９月４日、札幌ドームサブグラウンド

６日ルヴァン杯準々決勝に向けて練習再開

　北海道コンサドーレ札幌は前節のホームＧ大阪戦（札幌ドーム、４〇０）で１０試合ぶりの勝利を飾り、オフを挟んで練習を再開した。前節の先発メンバーらはリカバリーメニュー、それ以外の選手はパスや攻撃の練習などを行い、６日のルヴァン杯準々決勝第１戦となる横浜Ｍ戦（札幌ドーム）に向けて調整した。

先月１９日京都戦で負傷した青木が復帰

　左太もも前を負傷していたＭＦ青木亮太（２７）が復帰し、全体練習に合流した。前節は大量４ゴールをマークし、守備でも２２試合ぶりとなる完封劇を見せて完勝した札幌に、その勢いをさらに加速させてくれる男が戻ってきた。

　今季は故障を繰り返してきた。５月２４日のルヴァン杯グループステージ横浜Ｍ戦後、左足の負傷で約２カ月にわたり離脱。８月６日鹿島戦で後半途中から出場して戦線復帰すると、２試合の途中出場を経て同１９日京都戦で先発メンバー入りした。しかし、その試合で再び負傷して別メニュー調整となっていた。

今後は慎重に実戦復帰の時期模索

　ケガでの離脱が続いているだけに、練習後の取材には「（答えてしまうとまた）練習から退場していっちゃうから」と苦笑いを浮かべながら、まだ多少の不安は残る様子。今後は自身のコンディションと相談しながら慎重に実戦復帰する時期を見極めていく。それでも超攻撃的サッカー復活の兆しが見えるチームに、高いテクニックとトリッキーなドリブルを持ち味とする背番号１１が再び融合すれば、さらなる追い風となるのは間違いない。