コンサドーレ
2023/07/26 00:35

ケガから復帰した札幌DF西野 中断明けの公式戦に「若手の台頭は絶対に必要」とアピール誓う

パスゲームでボールを追う西野(手前中央)(撮影・工藤友揮)

■7月25日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

左太もも裏肉離れから復帰

 北海道コンサドーレ札幌は攻撃練習や6対3のパスゲームなどで調整した。左足ハムストリングの肉離れで戦列を離れていたDF西野奨太(19)が、オフ明けから全体練習へ完全合流。出場機会を増やしつつある若武者が、中断明けの戦いでさらなるアピールを誓った。

ルヴァン杯・横浜M戦のフル出場で信頼得た矢先に負傷離脱

 高校2年時にプロ入りしてから2年間はそれぞれ公式戦2試合ずつの出場にとどまっていたが、今季はここまでカップ戦6試合に出場した。5月24日ルヴァン杯のグループリーグ横浜M戦(札幌ドーム、3〇2)でフル出場して好パフォーマンスを披露すると、続く同27日のリーグ名古屋戦(札幌ドーム、1●2)では約1年半ぶりにメンバー入りするなど信頼を得た。

 だが、先発出場した6月18日同杯磐田戦(札幌ドーム、2●3)の試合中に左足ハムストリングの肉離れを発症。前半23分での負傷交代を余儀なくされた。「個人として悔しいタイミングでケガをしてしまいました。フルで出られたらもっといい経験ができたと思うし、(札幌の)あのメンバーの中で長い時間やりたかったというのはありました」と悔しさを口にする。
 

5月24日ルヴァン杯グループリーグ横浜M戦の前半、自陣からドリブルで駆け上がる西野

中断期間も休日返上 「またゼロから練習でアピールできれば」

 それでも「そこはもう本当に切り替えて。しっかりと再発しないように、癖にならないようにというところと、復帰した後、またゼロから練習でアピールできればなと思っています」と気持ちを切り替える。リーグ中断期間の1週間のオフも「リハビリの最後の追い込みで走っていたので、ほぼ(休みは)無かったです」と休日返上でコンディションを上げ、きっちりと全体練習の再開に間に合わせてきた。

ルヴァン杯は21歳以下が最低1人先発するルール

 西野の存在が重要になってくるのが、9月に準々決勝を控えているルヴァン杯だ。同杯は決勝戦を含む全試合で21歳以下の日本人選手1人以上を先発出場させなくてはならないというルールが存在する。FW中島大嘉(21)が名古屋へ期限付き移籍したため、現在のトップチーム所属選手でその条件を満たすのは、西野ただ一人だ。

準々決勝で再戦する横浜Mに「どれだけやれるか」

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