■４月２２日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　－福岡の印象について
　福岡は規律があり、全体がハードワークをしてくるチーム。それに加えて個の能力のある選手が何人かそろうチームだ。高さがあり、シンプルに長いボールを入れてセカンドボールを拾う攻撃とセットプレーを狙ってくる。そういったところが非常に強いチームで、われわれにとって難しい、厳しいゲームになると思う。

　－昨季までは福岡のような戦い方をするチームをなかなか崩せなかった。今回はどのように戦うか
　相手はゴール前を固めてくるような戦い方でわれわれの攻撃に対して守ってくると思う。しっかり構えるような形で相手が守備をしている状況の中で、それを崩していくのは決して簡単ではない。高さがある、対人に強い選手が後ろに構えているので、そういう相手に対して連動性を持った動き出しで崩すしかないと思っている。強さのある相手に対して、モビリティのある選手たちで崩すところをトライしていきたいし、崩すには連動性を持った動き出しが非常に重要になってくる。

　－ルヴァン杯鳥栖戦でルーカスが復帰した。ＷＢは金子や菅も好調を維持しているが、どのように起用していくか

　相手は中をしっかり固める守り方をしてくるだろうから、サイドからの崩し、サイドで１対１の局面にして相手を剥がしていくのはもちろん攻撃の上で重要な要素だ。そういう相手に対してサイドを崩す狙いはある。
 

　ただルーカスはこの間ルヴァン杯で復帰したが、今年はまだリーグ戦に出場しておらず、初めてのリーグ戦となる。そして駒井に関しても半年ぶりに浦和戦で復帰し、鳥栖戦に出場した中で、まだまだ状態が上がりきっているとは言えないだろう。宮澤に関してもまだまだ本来の状態まで戻っているとは言い切れない中で、試合を９０分という時間で考えたときに、誰を先発で起用して、誰を途中で交代していくのかが非常に重要になってくる。その辺りも含めて全員での戦いになるというのが明日の試合だと思っている。誰がスタートで出るのかが重要なわけではなく、交代選手を含めて９０分が終わったときに、最終的に勝利していることが大事だ。
 

　明日のゲームは、交代選手が非常に重要な要素になってくる。私自身まだ誰が先発で出るのか、誰を交代で起用していくのかはまだ決めていないが、試合までによく考えて、その辺りの判断をしなければならない。