■コンサドーレ熊本キャンプ（２２日、大津町運動公園競技場）

　最高の１年にする。ＦＷ金健熙（キムゴンヒ）が２２日、２８歳の誕生日を迎えた。開幕戦となった１８日の広島戦（エディオンスタジアム広島）に先発出場したが、無得点に終わり、見せ場を作ることができなかった。ホーム開幕の次節に向けて「得点したい」と自ら〝祝砲〟を上げることを誓った。

昨季８試合で２得点「チームと自分も一緒に成長したい」

　金健熙は昨季途中に韓国・水原三星から加入し、８試合で２得点をマーク。今季はキャンプ中のアピールが実り、開幕スタメン入りを果たすなど、好スタートを切っている。日本で初めて年を重ねた背番号１３は「けがなく１年過ごしたいですし、チームと自分も一緒に成長していきたい。あとは奥さんと一緒に日本での生活をいい１年にしたい」と気持ちを新たにした。

　途中出場の多かった昨季は得点を取ることに重きを置くことができたが、今季は少し違う。１トップとして、得点はもちろんだが、ポストプレーなどの役割も求められる。「今年は前半から出ることがあるので、より一層チームの戦術とかを意識しながらやっている」。開幕戦は得点を挙げられなかったこともあり「もう少し（得点を）意識してやっていきたい」と意気込む。

相性いい札幌ドーム「ホームスタジアムはやりやすい」

　次節の２５日神戸戦はホーム開幕戦。昨季記録した２得点はいずれも札幌ドームと相性はいい。「やっぱりホームスタジアムは他のスタジアムよりすごいやりやすいです」。２８歳になった韓国人ストライカーが、今季の札幌初ゴールを貪欲に狙っていく。