「ちょっと高いけど、それで自分の年俸が上がると考えたら安い」

　アスリートは体が資本―。シーズンの折り返しを過ぎ、新庄剛志監督（５０）がセルフケアのススメを説いた。

　疲労回復に効果があるとされるのが、質の良い睡眠だ。遠征先にマイ枕を持ち歩いている選手も多いが、指揮官は「布団がさらに大事になってくると思う」と着目。選手により良い商品を紹介するため、ある日、「大谷君が使っている」というメーカーの寝具を探しに行った。

　自身は現役時代、「ベルサーチ命」で洋服にお金をかけてきたが「自分で買うからいいんですよ。値段的にはちょっと高いですけど、それで自分の年俸が上がると考えたら安いもの」。惜しまず自己投資することを求めた。

　夏本番が迫り、睡眠とともに疲労回復に欠かせないのが「風呂」。重炭酸入浴剤の「ホットタブ」を選手たちに提供し、「血液の流れとか、疲れを取らせたい」と効果を期待する。厳しい状況が続くが、選手たちの成長を信じ、新庄ビッグボスは日々、奔走している。

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