北海道コンサドーレ札幌がタイ１部・ブリーラム・ユナイテッドに所属するタイ代表ＭＦスパチョーク（２３）の獲得でクラブ間合意に達した。三上大勝代表取締役ＧＭ（５０）が滞在先のタイからオンライン取材に応じ、「タイの至宝」への期待を口にした。

三上ＧＭ期待大「シュート意欲も非常に高い」

　タイから取材に応じた三上ＧＭは「クラブ間合意はスムーズに進んだ。選手個人との契約には至っていないが、本人も非常に前向き」と現状を説明した。またブリーラム・ユナイテッドとは、クラブ間提携も締結。「濃いミーティングができた」と収穫に手応えをにじませた。

　スパチョークは「タイの至宝」と称される若き攻撃的ＭＦ。４年前からマークしていたという三上ＧＭは「アジリティがあり、シュート意欲も非常に高い選手」と高く評価する。前線では複数ポジションでのプレーが可能。札幌はシャドーやＷＢでの起用を想定しており「スピーディーなわれわれのサッカーに合うはず」と期待を込めた。

　今季は期限付き移籍で加入し、来季以降の延長や買い取りオプションを盛り込んだ契約になる見込み。「６月中旬くらいにチームに合流してもらえればいい。７月のウインドーで速やかに登録し、チームの戦力になってもらえれば」。昨季まで在籍したチャナティップに続く人気選手の獲得で、アジア戦略を継続していく。