期待を抱かずにはいられない打席内容だった。この日からチームに合流した新外国人のヌニエスが、八回に代打で登場した。ロッテ・成田の低めに沈む変化球を左翼線にはじき返し、来日初打席で二塁打をマークした。

　「チームメートと一緒に野球ができる日をずっと待っていたので、きょうは楽しかったです。ヒットも打てて、うれしかった」と喜んだ。九回無死二塁で巡ってきた第２打席は冷静にボール球を見極め、四球を選んだ。

　「初めてチームのみんなと練習できて、うれしかった。みんな優しくて安心感がありました。すごくいいチームだなと感じました」。チームになじむことへの不安もない。待望の長距離砲が加わった。

■生田目　反省５回５失点

　悔いの残る先発登板となった。一回は２三振を奪い、３者凡退の投球を見せたが、問題は二回。自らのけん制悪送球などが絡み４失点。五回にも１点失い、５回５失点と結果を残すことができなかった。「リズムが悪いピッチングになってしまったことが反省点です。一から練習して、しっかりと課題をクリアしていきたいです」と巻き返しを期した。（鎌ケ谷）