■日本ハム４－４ソフトバンク（１０日、札幌ドーム）

　途中加入した道産子の佐藤が、チーム２８イニングぶりの得点となる適時二塁打を放った。
　七回２死一塁から板東のフォークにバットを合わせ、右中間へはじき返した。一走の西川が一気に生還。二塁ベース上で何度も手を叩き、「気持ちです。まぐれです。振ったら当たりました」と興奮気味に振り返った。
　８月中旬に西武からトレード移籍。思い切りのいいバッティングで、日に日に存在感が増している。

■近藤つなげた！後輩の一打に発奮

　佐藤の適時二塁打の直後だった。七回２死二塁、フルカウントから左腕・渡辺雄のスライダーを右前に運び、二走・佐藤を迎え入れた。「２アウトから龍世（佐藤）がつないでくれたので、ランナーを返したいという気持ちだけで打ちました」と後輩の一打に発奮し、一時は逆転となる４得点の猛攻につなげてみせた。（札幌ドーム）