コンサドーレ
2026/10/18 11:30 NEW

《こぼれ球》BLUE TEARS

 

 10月4日の函館でのいわき戦。リーグ戦7試合勝ちなしという状況の上、記者は今年の夏は甲子園取材に行っていたため、唯一勝利した開幕戦にも立ち会えていなかった。そういう個人的事情もあって、終了間際に1点差に迫られたあとは祈るように戦況を見つめ、勝利の瞬間には思わず両拳を握りしめてガッツポーズ。涙腺が決壊しそうになりながら試合後の取材に臨んだ。

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 取材が終わり、他社の記者やクラブスタッフとの会話の中でそんな話をしていたとき、広報担当者からこう言われた。「うちの岩村はガン泣きしていましたよ」

 その話題に上ったのが、今季から新たに広報スタッフに加わった岩村泰樹さんだ。後日、涙した瞬間について話を聞いた。「(終了の)ホイッスルが鳴って、みんなで喜んでいるときに感極まってしまった感じです。8月に入社して、9月くらいから選手たちとも毎日顔を合わせるようになって。開幕戦に勝った後なかなか勝てなくて、メディアさんからも、どうしても負けている分、ネガティブな質問が多くて、選手が歯を食いしばって答えている姿を見てきて…。トレーニングで毎日100%やっている姿を写真でも撮っているので、感慨深いものがありました」

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 現在27歳。札幌国際大学でスポーツビジネスを学び、卒業後は他業界で働いていたが「自分の好きなことにチャレンジしたい」と、コンサドーレの門を叩いた。「前職で営業職をやっていたので、広報に配属と聞いたときは、自分にできるかなと思ったんです」。不安を抱えながらのスタートだったが、先輩たちに追いつこうと奮闘する日々を過ごしている。「まだまだシーズンは長いので、ここから上昇気流に乗って巻き返していって、シーズンが終わったときにJ1昇格を成し遂げられれば。私も裏側で今後も支えていければと思います」。舞台裏でチームを支える〝ルーキー〟の、今後の活躍にも注目していきたい。

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