《SHINJOの信条》若い子たちがこの20試合ですごい成績を残せば、ノリノリで突っ走ってくれる気がする
■パ・リーグ１回戦 日本ハム４ー１ロッテ（３月２９日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）
ー開幕戦を振り返って
「いや～良かった。一回からね、伊藤くんのオーラや落ち着きようは、去年と全然、違くないですか？ 安心感だらけ。きょうの伊藤くんはデカく見えましたね。球数は、今年に関してはあまり気にしないですけど（約）１００球で。マーフィー、金村くんといって、田中正義くん。きょうは早く地に足を着けさせたいとうことで、投げさせました」
ー開幕戦の勝利は５年ぶり
「５年前、俺はバリにいたからね。あまり関係ないかな（笑）。バリで犬の散歩をしてたので、ちょっと分からないです」
ー先制の場面は水野、田宮と若手が起用に応えてくれた
「キャンプ中からずっと、水野くんと田宮くんに期待してた。きょう活躍してくれそうな気がしていた。奈良間くんはちょっと気合が入ってなかったので、一回わざと（ファームに）落としたんですよね。そこで（開幕戦の）小島くんに合わせて連れ戻そうと心は決まっていた。それを本人に言ったら、涙目で『やります』っていう顔をしていましたね」
ー松本剛が適時打
「あのタイムリーも素晴らしかったけど（２打席目の）１球目にセーフティーのサインを出して、打てのサインに切り替えても、また自分でやるっていうね。こういうプレーをどんどん他の選手もやってもらえたら、ああやって点につながるし、勢いも付いてきますよね」
ーレイエスにも一発が出た
「素晴らしかったね！ 打ちっ放しの５番アイアンぐらいの打球。本人が一番うれしかったと思うし、その前の内野安打がなかったら、あのホームランは出てないですよ。あの時、めちゃめちゃ足速かった」
ー良いスタートが切れた
「めちゃくちゃ良かったです。五回までに先に点を取って、投手で逃げ切る。この野球ができたら、すごく面白いチームになると思う。ずっとこういうわけにはいかないと思うけど、この流れで開幕ダッシュをしたいという願望はあります」
ー前日に選手たちが爆発してくれる予感がすると話していた
「きょう負けていたら、１４３分の１じゃないですか？って言ってたけど、この１勝はめちゃくちゃデカい（笑）。本当にデカい。（コメントを）２つ用意してました」
ー強い勝ち方だった
「五回までに点を取って、投手が抑えてくれて、勝ってくれたら勢いが付きそうだなとベンチの中で考えていた。田中くんが投げ始めて、もしかしてこれ、一発出る？みたいな感じが去年はあった。今年は、きょう抑えたことによってポンッとレベルが上がる。いい場面でしたね。本当は３対０の場面にしようと思ったけど。きょうの練習中に聞いたら『何点差でも投げたい。一回投げておきたい』って。きょう全員、投げさせたいぐらいでしたけど、良い感じの点差だったので。あとは金村くんの安定感も素晴らしいですよね。12連投ぐらいしてもらいたい（笑）」
ー開幕戦の重みを、どう感じていた
「今年に関しては、この開幕戦を取らないと乗っていけないかな？というぐらいの気持ちでした。今年は必死。僕を監督にしてくれた恩返し、責任を果たしますという気持ちがキャンプ中からあった。うれしくて仕方ないですね」
ー３年目に何かを起こすのが新庄監督
「もうちょっと待って。もうちょっとしたら、俺も乗ってくるから。１試合だから。あした、どうなるか分からないし」
ー水野、奈良間、田宮の下位打線は前から決めていたか
「決めていましたよ。左、左、左にならないように。打ってくれそうな気がしたんですよ、小島くんに関しては。良い変化球を持っていて、右打者は打ちづらいイメージがあった。左、左でも良いと思ったけど、奈良間くんが２軍で左投手から良いバッティングをしていたので」
ー開幕戦前に選手たちに何かを伝えたか
「言ってない、言ってない。去年、言って負けたから。俺、あまりジンクスを持たないけど、今年は去年と真逆のことをしてみようと思って」
ー田宮を開幕スタメンに使った決め手は
「キャンプの中盤から田宮くんでいこうと決めていた。彼が、僕の思うような活躍をしてくれて（開幕スタメンを）つかんだっていうことですね」
ー投手との相性ではない
「去年の相性、データはあまり見ないですね。今年は今年。新たに自分たちでデータを覆すデータをつくってほしいと思う。全然、打ってなくても、今年は成長してガンガン打つかもしれないから。（データを使うのは）来年からですよ、もし良い終わり方をしたらね」
ー貯金１。初めての貯金生活は
「お～！ 最高やね。１位だもん。気分良いです。この20試合が本当に大事になってくる。若い子たち、ニューヒーローたちが、この20試合ですごい成績を残せば、ノリノリで突っ走ってくれる気がするんですよ。この流れで、あしたは加藤（貴）くんがやってくれると思う」
