■３月１２日、宮の沢・白い恋人サッカー場

宮の沢の初感想は「日本じゃない感じ」

　北海道コンサドーレ札幌は１６日のホーム町田戦へ向け、今季初めて宮の沢で練習を行った。２時間弱の練習を終えた高卒ルーキーのＭＦ原康介（１８）は「思ったよりも暖かかった」。気温よりも気になったのは、隣接する白い恋人パークの欧風の建物。「なんかちょっと日本って感じじゃなくて面白いですね」と笑みを浮かべた。

「サポーターの人数がキャンプより多くなって」

　高校まで実家暮らしだったが、札幌では選手寮「しまふく寮」での生活からスタート。「まだ全然食べきれてないですけど、カレーとかすごいおいしいです」。この日の練習後のファンサービスでは「名古屋から来ました」と、原の地元からの〝追っかけ〟も登場。「サポーターの人数がキャンプよりもすごい多くなってて、ここに来て改めてやっとプロになった実感がありますね」と気を引き締め直した。

鳥山明さんのように「少しでも有名になれれば」

　名古屋市出身。１日に急逝した漫画家の鳥山明さんは隣町の清須市に住んでいた。「がっつり（のファン）ではないですけど、ちっちゃい頃にドラゴンボールの映画は見たことあります。名古屋の友達とかも結構好きな人多いですし、すごい人だと思います。（自分も）少しでも有名になれれば」。まずは札幌でレギュラーに定着し、出世街道を突き進む。