北海道コンサドーレ札幌はきょう３日、札幌ドームで湘南と戦う。ホームでは現在、５戦連続無得点と苦戦中。１トップでの先発が予想されるＦＷ小柏剛（２３）は苦境脱出へ決意表明した。引き分け以上でＪ１残留が確定する一戦。快勝で決めてみせる。

　小柏はルーキーながら責任感をにじませる。「ホームでファン、サポーターの皆さんに勝利を届けられないのはふがいない」。引き分け以上でＪ１残留が確定するきょうの湘南戦も１トップでの先発が確実だ。「得点を取らないと勝てない。前線で試合に出られれば、点を取って勝利に貢献したい」と気合を入れた。
　札幌は８月１４日、ＦＣ東京に３―２で勝利してから、５試合連続のホーム無得点。ここまで５得点の小柏も８月２１日のアウェー・大分戦（１―１）を最後に得点から遠ざかっている。ストライカーとしてゴールを欲するのは当然。「崩して裏を狙うなど、モビリティ（機動性）の部分で上回りたい」と道筋を描く。
　現在１６位で残留争い中の湘南が相手。ペトロビッチ監督は「相手は非常に高いモチベーションで臨んでくる」と警戒感を強める。
　ハードワークが信条の相手に対し「必要なのはインテリジェンス。どれだけ意図を持ってゲームを運べるか。相手が勢いよく来る分、空いているスペースを突いていければチャンスを多くつくれる」と続けた。スピードスターが最終ラインをかき乱し、突破口を開く。
（石栗賢）