２戦合計３－５で４強ならず

　第１戦を３－２と１点リードした中での第２戦。札幌は前半５分、ＤＦラインを突破されＭＦ南泰熙のパスを受けたＦＷ水沼にゴールを破られるが、かろうじてＶＡＲに助けられオフサイド。同８分には、第１戦で腰を負傷していたが、ルヴァン杯のルール（２１歳以下の選手１人を先発）のため出場していた特別指定のＭＦ木戸が途中交代。なかなか札幌得意の後方からのビルドアップが繋がらず、苦しい展開を強いられた。そして同３２分、自陣中央付近に蹴り込まれたボールを水沼、ＭＦ吉尾のワンツーから水沼に先制点を許す。同アディショナルタイム２分にはＤＦ村上からＦＷのＡロペスのゴールかと思われたが、再びＶＡＲによるハンドが認められ、２戦合計３－３の状態で前半を終える。

　後半には荒野、福森に代え大森、中村が途中出場。しかし、同３分にＤＦラインの裏を破られ水沼からＡロペスに渡り２点目を奪われる。その２分後には引いたＤＦラインの前を右から中央にドリブルで移動してきた南泰熙にミドルシュートを決められた。２戦合計３－５と２点のビハインド。札幌は同３７分、ペナルティーエリア内でＤＦ田中駿が倒されＰＫを獲得。しかし、キッカーのＦＷ大森が左角に放ったシュートは相手ＧＫに止められた。決まっていれば２戦合計で１点差とまだ試合の状況は分からなかっただけに非常に痛いプレーとなった。その後はＤＦが簡単にボールを奪われるなどの状況が続き、同アディショナルタイムにはＭＦ駒井が相手ＧＫとの接触により２枚目のイエローカードを受け退場。カップ戦優勝の悲願は準々決勝でついえた。

 

(1/6)

(2/6)

(3/6)

(4/6)

(5/6)

(6/6)